皮膚研究で、
マイナスから
プラス
の価値を生みだす
皮膚は私たちの身体全体を包み込む、最も大きな「臓器」です。他の臓器と比べて命に関わる疾患が少ないものの、人間の外見を司っているため、その状態が良くなければ心や暮らしにまで大きく影響し、私たちのQOL(生活の質)を損ねてしまいます。
ナノエッグは、皮膚科学の領域でQOLのマイナスをプラスにするための研究に日々取り組んでいます。
例えば、QOLの低下が課題となるアトピー性皮膚炎の患者数は年々増加し、国内約46万人の患者様の約80%が45歳までの方々*です。見た目の印象をコンプレックスに感じたり、皮膚のかゆみと戦いながら過ごしている時間を何とかしてあげたい。そんな思いのもと、アトピー性皮膚炎の予防や完治をめざす治療法を確立し、皆様にもっと活動的に生活していただけることを目標としております。
また、従来の注射針を使わない「肌に塗る・貼るだけのワクチン」をいずれ私たちが開発することで、途上国の子供たちが辛い思いをする前に感染症の予防ができ、同時に医療従事者不足の解消にも貢献できる、と考えております。
こうした研究のハードルは極めて高いものですが、挑戦を続けていけば、科学や医療を大きく前進させることができます。そして、マイナスから取り組んだ課題からプラスの解を得ることで、それがやがて大きな社会的価値を生みだすと信じています。
私たちの柔軟な“ 発想のタマゴ ”から他にはない価値を生み出すこと、私たちの技術や製品を通じてひとりでも多くの方のQOLを高め、毎日の喜びや幸せをお届けすること。それが、ナノエッグの存在意義です。
(*厚生労働省健康局ガン・疾病対策課 平成28年2月3日「アレルギー疾患の現状等」資料2より)

株式会社ナノエッグ
代表取締役社長 兼 研究開発本部長
理学博士
