nanoegg

当社のナノカプセル
技術についてNANO-ENCAPSULATION

出典:NEDO実用化ドキュメント

一般に、粒子径が数10nm(1nm:10億分の1m)ほどの球状製剤をナノカプセルと呼びます。薬物を含む相を合成高分子や天然高分子の皮膜で覆い、局所での薬物の持続的放出や組織標的化を狙うDDS(ドラッグデリバリーシステム)技術です。ナノエッグが開発したナノカプセル技術は、世界で初めて炭酸塩という無機質コートを採用。薬物包接濃度が99%と極めて高く、生体適合性に優れ、生産上のメリットが高い点が他のカプセル化技術との相違点です。レチノイン酸(ビタミンAの生理活性体)をはじめとしたいくつかの成分のナノカプセル化に成功しています。

NANOEGG

NANOEGG®(ナノエッグ)

NANOEGG® MW:300.44 atRA MW:300.44
炭酸マグネシウムでコートされたナノエッグ

薬剤で球状ミセル(球状分子集合体)を作り、その周囲を無機質と両親媒性のPOE(ポリオキシエチレン)でコートした、ナノカプセル技術のことを「NANOEGG® (ナノエッグ)」と呼びます。

レチノイン酸は生体内の生理活性物質として知られ、20年以上前よりその特殊な作用が研究されています。

ナノエッグ化されたカプセルの大きさは、用いる薬剤により異なりますが、レチノイン酸の場合は、直径約15~20nmになります。

コートしたPOEが角質の細胞間脂質と馴染みやすく、また、無機質コートによりカプセルが安定化されているため、皮膚にこすり込んでも、カプセルが壊れることなく角質内に浸透しやすくなっています。一旦入ってしまったカプセルは、自ら角層深部まで拡散していきます。

LIPOACTIVE

LIPOACTIVE®(リポアクティブ)

LIPOACTIVE VE MW:206.33 LA MW:206.33
α-Lipoic acid(LA)リポ酸

「α-リポ酸(チオクト酸・LA)」をナノカプセル化したエイジングケア成分。カプセル化することにより、角層内への透過性を向上、α-リポ酸の安定性向上が期待されます。

α-リポ酸とは

「α-リポ酸(チオクト酸・LA)」は体内に存在する脂肪酸の一種で、糖分をエネルギーに変えるのに必要不可欠な栄養素であることが知られています。リポアクティブは、ナノカプセル化したエイジングケア成分。

GRAegg

GRAegg®(ジーアールエーエッグ)

GRA-egg MW:470.68 GRA MW:470.68

グリチルレチン酸(GRA)をナノカプセル化した整肌成分。グリチルレチン酸は、油にしか溶解しない成分で、化粧水等に安定配合するのが難しい成分でしたが、ナノカプセル化したことで、水にも油にも均一に分散させることができます。ナノスケール(直径6.5ナノメートル)の無機質コーティングカプセルのため、角層内への透過性を向上* しました。
* 当社比

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